2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧
R1.7.成人の急性骨髄炎の治療期間として正しいのはどれか。 a 2週 b 6週 c 3か月 d 6か月 e 生涯 正解 b 血行性も直接進達性も最低6週間 完全切断後も組織修復までの期間考慮し6週間(青木マニュアル) or 軟部組織感染の有無で1-2週間(UpToDate) 2015 I…
H29.7.33歳の男性、隣人の飼い犬に左腕を噛まれ受診。破傷風トキソイドは7年前に接種した。海外渡航歴はない。 血圧120/88 mmHg、心拍数76回/分、体温37.2℃、呼吸数12回。 左前腕に新鮮な咬傷があり、その周囲に淡い発赤を認め、軽度の疼痛を伴うが、握雪…
H30.5.敗血症に関する下記の記述で誤っているのはどれか。 a qSOFA(quick SOFA)は意識状態、呼吸数、収縮期血圧の3項目を評価する。 b SOFAスコアは臓器障害を評価するために用いる。 c 輸液負荷と血管作動薬で平均血圧65mmHg以上を維持できない場合に敗…
H28.5.78歳の男性。全身熱傷の治療中に血液培養からCandida parapsilosisが分離された。 適切な抗真菌薬はどれか。 (1) ホスフルコナゾール (2) ミカファンギン (3) カスポファンギン (4) ボリコナゾール (5) リポソーマルアムホテリシンB a (1…
H30.3.ニューモシスチス肺炎に関して誤っているのはどれか。 a β-Dグルカンが上昇する。 b 治療は、スルファメトキサゾール・トリメトプリムやペンタミジンの投与を行う。 c ヒトーヒト感染も生じる。 d 治療期間は4週間以上である。 e 重症例では副腎皮質…
胸部X線と比較して、肺エコー陽性所見(1cm以上のコンソリデーションまたは部分的/片側性Bライン)は、感度87.8%、特異度58.5% →所見なしであればレントゲンを回避できる可能性 正常(A),Bライン(B,C),コンソリデーション(D-F)の画像例も分かりや…
H27.4.市中肺炎の重症度分類であるA-DROPシステムに含まれる指標はどれか。 (1) 60歳以上 (2) BUN 21mg/dL以上または脱水あり (3) SpO2 90%以下 (4) 体温38℃以上 (5) CRP陽性 a (1),(2) b (1),(5) c (2),(3) d (3),(4) e (4)…
R3.1.肺炎球菌尿中抗原が偽陽性となるのはどれか。 a Streptococcus suis b Streptococcus mitis c Enterococcus faecium d Enterococcus faecalis e Streptococcus pyogenes 正解 b 添付文書より ・交差反応:S.mitis以外の連鎖球菌(anginosus,A群,C群…
H28.10.20歳の男性。性風俗店で口腔性交を行った。その2日後から外尿道口から膿の排出を認め、強い排尿痛があった。膿のGram染色では、グラム陰性球菌の貪食像がみられた。 この患者に対する適切な治療法はどれか。 a アジスロマイシン・・・・・・・・・…
R3.8.35歳の男性。灼熱感を伴う排尿時痛を主訴に受診した。尿道口からの排膿を認める。外性器および鼠径部に潰瘍性病変を認めない。鼠径リンパ節腫脹を認めない。問診では複数の性的パートナーがいることが聴取された。 正しい対応はどれか。2つ選べ。 a …
H28.9. 角化型疥癬について正しいのはどれか。 a 潜伏期間は約5日である。 b マダニの感染が原因である。 c 飛沫予防策が必要である。 d 患者を個室隔離する必要はない。 e イベルメクチン錠が有効である。 正解 e a 約1~2 カ月(角化型疥癬で一時に多数感…
H29.6.糞線虫症の第一選択薬はどれか。 a イベルメクチン b プラジカンテル c アトバコン・プログアニル d パモ酸ピランテル e メトロニダゾール 正解 a イベルメクチン 0.2 mg/kg/日、1 日 1 回、朝食 1 時間前に服用。2 週間後に再度同量 を服用 http://…
H29.5.日本海裂頭条虫症の第一選択薬はどれか。 a メトロニダゾール b プリマキン c メベンダゾール d プラジカンテル e パモ酸ピランテル 正解 d ・駆虫前日:低残渣食や大腸検査食あるいはそれに準じる食事とし、夜に下剤を投与[例: 20 時頃にクエン酸…
H28.2.2類感染症でないのはどれか。 a 鳥インフルエンザ(H5N1) b 鳥インフルエンザ(H7N9) c 中東呼吸器症候群<MERS> d 重症急性呼吸器症候群<SARS> e 重症熱性血小板減少症候群<SFTS> 正解 e 二類感染症:感染力、罹患した場合の重篤性など総合…
H28.1.検疫感染症でないのはどれか。 a 黄熱 b ペスト c マラリア d デング熱 e チクングニヤ熱 正解 a 検疫感染症:一類すべて、二類の鳥インフル・MERS、四類のデング・チクングニア・マラリア・ジカ、新型インフルエンザ等 https://www.forth.go.jp/ken…
H29.1.学校保健安全法における第二種感染症の疾患と出席停止期間の組み合わせで正しいのはどれか。 (1) 百日咳・・・・・・・・・特有の咳が消失した後5日を経過するまで (2) 流行性耳下腺炎・・・・・耳下腺の腫脹が消失するまで (3) 咽頭結膜熱・…
R1.1.都道府県知事が疑似症患者の入院を勧告できるのはどれか。 a 破傷風 b ペスト c ジフテリア d 細菌性赤痢 e 急性灰白髄炎 正解 b 疑似症患者の入院を勧告=一類感染症 ・南米出血熱 ・エボラ出血熱 ・ペスト ・痘瘡 ・クリミア・コンゴ出血熱 ・マー…
H30.9.メトロニダゾールの内服または腟錠により治療する婦人科感染症はどれか。2つ選べ。 a 細菌性腟症 b 性器カンジダ症 c 腟トリコモナス症 d 淋菌性子宮頸管炎 e クラミジア子宮頸管炎 正解 a、c 細菌性膣炎の起因菌:Gardnerella vaginalis, Prevotell…
R3.7.31歳、妊娠36週の妊婦。前日から39℃台の発熱があり、悪寒戦慄を伴うため受診した。腰痛以外の随伴症状は乏しい。白血球21,300、Hb 10.2g/dL、血小板31.2万、CRP 8.39mg/dL。尿塗抹Gram染色にて腸内細菌様Gram陰性桿菌を多数認めた。 適切な初期治療は…
感染症でなくとも感染症のトップジャーナル(CID)に載ることに軽く衝撃をうけた オピオイド乱用・依存を回避するために―臨床医のためのガイド 作者:Webster,Lynn R.,Dove,Beth 真興交易医書出版部 Amazon
R3.6.7歳の男児。生来健康で既往歴はない。5日前から発熱と乾性咳嗽を認め、来院した。鼻汁はなく、全身状態も良好である。白血球4,300、CRP 1.2mg/dL。胸部X線写真で肺炎と診断された。翌日、鼻咽頭のSARS-CoV-2 PCR検査で陰性であることが判明した。同じ…
R3.5.本邦において、RSウイルス予防薬パリビズマブに対して、適応を有している基礎疾患として正しいのはどれか。2つ選べ。 a 肝臓移植後 b 気管軟化症 c Down症候群 d 先天性横隔膜ヘルニア e ミトコンドリア呼吸鎖異常症 正解 a、c ・在胎期間28週以下の…
H27.2.急性肝炎の確定診断のために必要な肝炎ウイルスマーカーの組み合わせはどれか。 (1) HBs抗原 (2) HCV抗体 (3) HCV RNA定量 (4) IgM型HA抗体 (5) IgM型HBc抗体 a (1),(2),(3) b (1),(2),(5) c (1),(4),(5) d (2),(3)…
H30.6.わが国におけるHBs抗原陽性の母親から生まれた児への対応で誤っているのはどれか。 a 出生直後に抗HBsヒト免疫グロブリン(HBIG)を静注する。 b B型肝炎ワクチンを出生直後、生後1か月、生後6か月に接種する。 c B型肝炎ワクチンの接種量は、各0.25…
R1.3.25歳の初期研修医。HBs抗原陽性、HBe抗原陽性の患者から採血を行った際に、患者血液が付着した採血針を誤って、自分の左手背に刺してしまった。研修医は学生時代にB型肝炎ワクチンを3回接種済みである。直ちに研修医の抗体を調べたところ、HBs抗体は1…
2022年4月1日付での発表 たしかにワクチンを勧めるという作業に加えてリスク評価まで必要となると,忙しい外来ではなおさら後回しになりうる… ただまあヘルスメンテナンスはアンメットニーズを満たす(ゴリ押しは決してしない)くらいの気持ちでいるのがお互…
H29.4.ヒブワクチン、肺炎球菌結合型ワクチンにより減少した小児感染症はどれか。 (1) 肺炎球菌による肺炎 (2) ワクチン含有型肺炎球菌による全身感染症 (3) ワクチン非含有型肺炎球菌による全身感染症 (4) インフルエンザ菌による気管支肺感染症 …
H30.4.30歳の男性。ハッジ(メッカの大巡礼)に参加予定。 渡航までは1か月ある。アレルギー歴なし。ワクチン接種について相談があった。 特に優先順位の高いワクチンはどれか。2つ選べ。 a コレラワクチン b 日本脳炎ワクチン c 髄膜炎菌ワクチン d ダニ…
R1.5.7か月の乳児。5日前にBCG接種を受け、接種部位の変化(針痕部の発赤と化膿疹)を心配して来院した。一昨日より接種部位の発赤を認め、接種痕が膿疱様になってきたという。発熱はなく機嫌もよい。 対応として適切なのはどれか。2つ選べ。 a 「周りで結…
H27.5.小児のマイコプラズマ肺炎の治療について正しいのはどれか。 (1) 治療の第一選択はマクロライド系薬である。 (2) マクロライド系薬の効果は、投与後2~3日以内の解熱で評価する。 (3) マクロライド感性菌に対するトスフロキサシンの抗菌活性は…