論文紹介
胸部X線と比較して、肺エコー陽性所見(1cm以上のコンソリデーションまたは部分的/片側性Bライン)は、感度87.8%、特異度58.5% →所見なしであればレントゲンを回避できる可能性 正常(A),Bライン(B,C),コンソリデーション(D-F)の画像例も分かりや…
感染症でなくとも感染症のトップジャーナル(CID)に載ることに軽く衝撃をうけた オピオイド乱用・依存を回避するために―臨床医のためのガイド 作者:Webster,Lynn R.,Dove,Beth 真興交易医書出版部 Amazon
2022年4月1日付での発表 たしかにワクチンを勧めるという作業に加えてリスク評価まで必要となると,忙しい外来ではなおさら後回しになりうる… ただまあヘルスメンテナンスはアンメットニーズを満たす(ゴリ押しは決してしない)くらいの気持ちでいるのがお互…
プロカルシトニンは入院が必要な(≒IL-6が上昇するほどの)重症ウイルス疾患における細菌感染の信頼できる指標とはならないかもしれない インパクトのある図ではある ただし,二次感染(VAPなど)の評価目的とは無関係であること,レトロスペクティブ研究の…
中国の二次病院(市民病院)での研究(大腸菌菌血症のESBL率40.98%) ESBLのリスク因子…院内感染,胆道感染,経鼻胃管,セフェム投与歴 死亡のリスク因子…ESBL陽性,院内感染,悪性腫瘍合併 胆道感染ではESBL大腸菌に注意ということになるが,ドレナージが重…
フローチャートも含め簡潔にまとまっている HCV抗体陽性で肝臓内科(消化器内科)コンサルト…ではなく感染症内科コンサルト…となる場合もたまにあり,当然ながらある程度知っておく必要はある 最新・C型肝炎経口薬治療マニュアル 診断と治療社 Amazon
結論としては,「Lactobacillus rhamnosus GG」では難しいということになりそうだけど,そこで話を終わらせてはいけないという話 というのも,以下のレターで, PPIや抗ヒスタミン薬,ステロイドなどのデータ不足,VAPと市中肺炎の区別,その他の感染予防介…
InoreaderでOFIDの通知が急に100件きたので何事かと思ったらID Week特集だった 珠玉のアブストラクトの中から興味のあったものをピックアップ(順不同) 1425. Revisiting β-Lactams for Treatment of Uncomplicated Urinary Tract Infections: Evaluation o…
目的血液培養(BC)の性能は、最適な採取方法に依存する。敗血症ガイドラインでは、どのような採取方法をすべきかは明記していないが、BCボトルを2セット用意し、各セットに好気性ボトルと嫌気性ボトルを1本ずつ入れることが推奨されている。シングルサイト…
今号のJIDがワクチン特集になっている 麻疹:Measles in the 21st Century: Progress Toward Achieving and Sustaining Elimination 風疹:Rubella Eradication: Not Yet Accomplished, but Entirely Feasible 水痘:Live Attenuated Varicella Vaccine: Pre…
腸チフスの治療は面倒:しつこい 南アジア渡航者にはワクチンが勧められる よく使われるTyphim Viは筋注1回で2-3年有効 くらいまで理解していたが,今回以下を読んでメモ マラウイ(サハラ以南アフリカ)でも流行している 子どもの負担が大きい Typhim Viは2…
すでに毎日のように利用している機能ではあるがJAMAにまとめが掲載されていたのでメモ たしかに,最近(しばらく前か)クリニカルクエリのページデザインも変更されていた ステップ1:クリニカルクエスチョンの絞り込み PICOフォーマット(patient, interven…
どちらもグラム陰性桿菌(腸内細菌科細菌)で問題になるが,まず,両者の違いについて <AmpC>染色体上のβラクタマーゼの遺伝子。Enterobacter spp,Serratia spp,Citrobacter.freundii,Morganella.morganiiなどが有する。AmpCの抑制遺伝子の変異と抗菌薬…
JCMより蘇生行為に伴う感染伝播についてのレビュー 重要な微生物ごとの感染経路・対策について:コロナ、エボラ、結核、HBV、HIV、インフルエンザ、水痘、髄膜炎菌など コロナ禍における推奨PPEの国際ガイドライン紹介 フリーアクセス:https://doi.org/10.1…