感染症科見習いの勉強記録

日々の学びを淡々とつづります。

小児科

R3.6.7歳の男児。第一選択薬はどれか。

R3.6.7歳の男児。生来健康で既往歴はない。5日前から発熱と乾性咳嗽を認め、来院した。鼻汁はなく、全身状態も良好である。白血球4,300、CRP 1.2mg/dL。胸部X線写真で肺炎と診断された。翌日、鼻咽頭のSARS-CoV-2 PCR検査で陰性であることが判明した。同じ…

R3.5.本邦において、RSウイルス予防薬パリビズマブに対して、適応を有している基礎疾患として正しいのはどれか。

R3.5.本邦において、RSウイルス予防薬パリビズマブに対して、適応を有している基礎疾患として正しいのはどれか。2つ選べ。 a 肝臓移植後 b 気管軟化症 c Down症候群 d 先天性横隔膜ヘルニア e ミトコンドリア呼吸鎖異常症 正解 a、c ・在胎期間28週以下の…

H29.4.ヒブワクチン、肺炎球菌結合型ワクチンにより減少した小児感染症はどれか。

H29.4.ヒブワクチン、肺炎球菌結合型ワクチンにより減少した小児感染症はどれか。 (1) 肺炎球菌による肺炎 (2) ワクチン含有型肺炎球菌による全身感染症 (3) ワクチン非含有型肺炎球菌による全身感染症 (4) インフルエンザ菌による気管支肺感染症 …

R1.5.7か月の乳児。対応として適切なのはどれか。

R1.5.7か月の乳児。5日前にBCG接種を受け、接種部位の変化(針痕部の発赤と化膿疹)を心配して来院した。一昨日より接種部位の発赤を認め、接種痕が膿疱様になってきたという。発熱はなく機嫌もよい。 対応として適切なのはどれか。2つ選べ。 a 「周りで結…

H27.5.小児のマイコプラズマ肺炎の治療について正しいのはどれか。

H27.5.小児のマイコプラズマ肺炎の治療について正しいのはどれか。 (1) 治療の第一選択はマクロライド系薬である。 (2) マクロライド系薬の効果は、投与後2~3日以内の解熱で評価する。 (3) マクロライド感性菌に対するトスフロキサシンの抗菌活性は…

H29.11.小児の尿路感染症について正しいのはどれか。

H29.11.小児の尿路感染症について正しいのはどれか。 a 診断には非侵襲的な方法であるバッグ尿での採取が推奨される。 b 膿尿がなければ尿路感染症は否定的できる。 c 初発時の原因菌は大腸菌が約80%を占める。 d 抗菌薬投与期間は14~21日間である。 e 膀…

H29.9.小児における抗菌薬と副作用の組み合わせで誤っているのはどれか。

H29.9.小児における抗菌薬と副作用の組み合わせで誤っているのはどれか。 (1) クロラムフェニコール・・・・・・・・・・・グレイ症候群 (2) スルファメトキサゾール・トリメトプリム・・肥厚性幽門狭窄症 (3) エリスロマイシン・・・・・・・・・・…

H30.7.14歳の女子。この疾患について正しいのはどれか。

H30.7.14歳の女子。主訴は発疹で、外来を受診した。父親が東南アジアへ出張から帰国後、発熱と発疹が出現した。デング熱は検査で否定された。父親の発症から約2週間後患児にも発熱と発疹が出現したが、別に手指の関節痛も認めた。診察では耳介後部リンパ節…

H28.7.RSウイルス感染症について正しいのはどれか。

H28.7.RSウイルス感染症について正しいのはどれか。 (1)2歳までにほぼ全員が感染するとされている。 (2)適応を有する抗ウイルス薬がある。 (3)パリビズマブは、2歳未満のハイリスクの乳幼児すべてに適応となっている。 (4)RSウイルスワクチンが承…