感染症科見習いの勉強記録

日々の学びを淡々とつづります。

H29.4.ヒブワクチン、肺炎球菌結合型ワクチンにより減少した小児感染症はどれか。

H29.4.ヒブワクチン、肺炎球菌結合型ワクチンにより減少した小児感染症はどれか。
(1) 肺炎球菌による肺炎
(2) ワクチン含有型肺炎球菌による全身感染症
(3) ワクチン非含有型肺炎球菌による全身感染症
(4) インフルエンザ菌による気管支肺感染症
(5) インフルエンザ菌による全身感染症
a (1)、(2)、(3)
b (1)、(2)、(5)
c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4)
e (3)、(4)、(5)
 
正解 b
 
(2)(3)IPD総数(特に感染巣不明の菌血症)は減少したが,血清型置換により非血清型IPDは増加
(1)PCV13導入以降では肺炎も減少(UpToDate)。千葉でも肺炎の入院は減少(下記pdf)
(5)明らかにそうとする報告が散見される
(4)NTHi(Non-typable H.influenzae)が増加傾向のため注意という記述は散見される(が,気管支肺感染症が増えたのか横ばいなのか調べても分からず)