感染症科見習いの勉強記録

日々の学びを淡々とつづります。

H29.11.小児の尿路感染症について正しいのはどれか。

H29.11.小児の尿路感染症について正しいのはどれか。
a 診断には非侵襲的な方法であるバッグ尿での採取が推奨される。
b 膿尿がなければ尿路感染症は否定的できる。
c 初発時の原因菌は大腸菌が約80%を占める。
d 抗菌薬投与期間は14~21日間である。
e 膀胱尿管逆流症を有する児には全例で抗菌薬の予防投与が推奨される。
 
正解 c
 
a トイレ自立前の児ではカテーテル導尿または恥骨上穿刺が望ましい
b 小児UTIでは10-20%で膿尿を認めない
c 正しい
d 発熱がない児では3-5日,発熱のある児では10日間
e グレードⅠ/Ⅱ(軽症)でトイレ自立の児では経過観察も可
(UpToDate)