感染症科見習いの勉強記録

日々の学びを淡々とつづります。

H29.7.33歳の男性、隣人の飼い犬に左腕を噛まれ受診。治療として適切なのはどれか。

H29.7.33歳の男性、隣人の飼い犬に左腕を噛まれ受診。破傷風トキソイドは7年前に接種した。海外渡航歴はない。
血圧120/88 mmHg、心拍数76回/分、体温37.2℃、呼吸数12回。
左前腕に新鮮な咬傷があり、その周囲に淡い発赤を認め、軽度の疼痛を伴うが、握雪感はない。
治療として適切なのはどれか。
(1) クラブラン酸・アモキシシリンの投与。
(2) 狂犬病ワクチンの接種。
(3) 狂犬病免疫グロブリンの投与。
(4) 創創を縫合する。
(5) 破傷風トキソイドの投与。
a (1)、(2)
b (1)、(5)
c (2)、(3)
d (3)、(4)
e (4)、(5)
 
正解 b
 
(2)(3)狂犬病の国内発生は1956年が最後
(4)まずは開放創で管理する
(5)清潔で小さな傷ではなく,最終接種から5年以上経過しているため